現在では、インターネットを利用することが簡単なので、手紙や葉書を送るということは少なくなってきたのかもしれませんね。加えて、携帯電話ですぐにメールを送ることが出来るので、手書きの郵便物は年賀状や挨拶状などが多くなってきました。切手の事を少し知って、届いた手紙の切手を見てみましょう!
切手の歴史はそれほど古くなく170年ほどです。郵便に使われるもののため、交通機関の発達していなかった時代にはそれほど必要とされていなかったのでしょうね。切手が必要になったのは、郵便の料金を支払うことが複雑で難しかったためでした。切手を使うことでより便利でわかりやすいものへと変化していったのですね。
日本では切手が毎月のように数種類が発行されています。外国のものを含めると一体何種類あるのでしょうね? 切手は何気なく使うものですが長い間使われてきたものですし、これからもきっと使われ続けるでしょう。
郵便物には、切手が使われますよね。古くから使われている切手は、どのように変化をして現在の形となったのでしょうか? 切手という名前が付けられていますが、英語ではスタンプと呼ばれています。日本でスタンプといえば、消印のことを指しますよね。
郵便制度を行い始めたイギリスでは、もともと郵便物に消印を押していました。切手が使われる前のことです。切手が作られて発行されたときには、違う名前で切手を呼んでいたのですが、一般の人には定着せず切手発行前から使われているスタンプという言葉が使われるようになりました。
切手が発行されてからすぐに、切手を集め始める人が出てきました。カラフルな切手が多く、絵もきれいなので小さな美術館のようなものですよね。アルバムのようにどんどんストックされていくのも楽しいですし、年月の移り変わりを見ることができます。戦前に発行された切手は、もとの値段よりも高価で取引されることが多く、今となっては珍しいものとなっています。
テーマを決めて集めている人も多く…というか、テーマを決めなければ限りない数の切手を集めることになってしまいます。次々と新しい切手が発行されるのでゴールが見えないと思うところも魅力なのかもしれませんね。
切手を貼っている郵便物には、必ず消印が押されます。切手はお金の代わりなので、再度使用されないようにという意味があります。消印を見ることでどこの地域から送られてきたのか、いつ投函されたものなのかも知ることが出来ます。
日本では、消印の種類が多数あります。期間限定で押されるもの地域限定のものなど、丸い消印だけではなく、形が名産品となっていたり、絵が描かれていたりするものがあります。国際的なイベントの行われる地域では、その期間だけの消印スタンプが用意されていることが多いです。そのような消印のことを風景印と呼びます。この風景印をコレクションとしている人もいます。
切手の使い道は、もちろん郵便物を送るときの料金の変わりになるというのはご存知ですよね? 手紙やはがきから、荷物まで切手を使って料金を支払うことができます。でも、宅配便では使うことができません。切手は日本郵政公社から発行されているものなので、その中のサービスにだけ使えるのです。
個人の間での取引には切手を使うことができます。ネットで物を売買するときなど少額の場合には、銀行振り込みなどの手数料で値段が高くなってしまいますが、切手を送るだけですむのです。
切手で払われた人はどうするのでしょうか? それをそのまま使うことになります。荷物を郵便で送るときには、切手で送料を支払えるのでお金の代わりとなって便利ですよね。